wingetの由来と、すでに入っている場合の話
wingetは「アプリ インストーラー」(パッケージ名Microsoft.DesktopAppInstaller)の一部としてやって来ます。Storeの小さなコンポーネントで、Windows 10はバージョン1709以降、Windows 11はすべてのエディションに既定で含まれます。ユーザー単位のMSIXパッケージのため、別個のセットアップも管理者権限も不要で、Storeでアプリ インストーラーを更新すればwingetも一緒に更新されます。ターミナルを開いてwinget --versionを実行してみてください。バージョン番号が返ってくれば、もうすべて揃っています。
「wingetがコマンドとして認識されない」というメッセージには、典型的なケースが3つあります。古いWindows 10ビルドでアプリ インストーラーが一度も更新されていない、Store自体が削除されている(LTSCやLTSBでよくある話)、あるいは現在のターミナル画面がインストールより前に開いていて、開き直すだけで解決するケースです。どのケースにも固有の対処があり、必要なのはStoreか公式GitHubリリースだけです。
- winget --version — 最初の確認:wingetが生きていればバージョンを表示
- Microsoft Store →「アプリ インストーラー」を検索 →「更新」— HomeとProでの定番の対処
- GitHub: microsoft/winget-cli/releases — Storeのないシステム向けmsixbundle
- winget source update — インストール後にパッケージのインデックスを更新
- winget --info — バージョン、パッケージ、ソースの状態をひと目で確認
wingetをインストール・修復する手順
通常のWindows 10または11のマシンでは、Microsoft Storeを開いて「アプリ インストーラー」(発行元Microsoft Corporation)を検索し、「更新」または「インストール」をクリックします。1分もあれば、新しいターミナル画面でwingetが使えるようになります。Store自体が不調な場合は、[ファイル名を指定して実行]からwsresetを実行しましょう。Storeのキャッシュがクリアされ、リセット後にアプリが一覧へ戻ってきます。
LTSCおよびLTSBエディションでは、github.com/microsoft/winget-cli/releasesからダウンロードします。最新のMicrosoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.msixbundleと、リリースページに記載の依存パッケージ(Microsoft.VCLibsとUI.Xamlパッケージ)です。Add-AppxPackageで1ファイルずつ、依存パッケージを先に、本体のバンドルを後にインストールします。管理者権限は不要です。Add-AppxPackageはユーザー単位で動くため、wingetを使うアカウントで実行してください。
最初のコマンドと日常の運用
まずはwinget searchに語句を続けて試しましょう。search notepad、search 7zipで、条件に合うパッケージとそのIDが一覧表示されます。インストールはwinget installにIDを付け、正確な一致には-eを追加します:winget install --id 7zip.7zip -e。msstoreソースへの最初のコマンドでは、ソース契約への同意を一度だけ求められるので「はい」と答えるか、スクリプトには--accept-source-agreementsを加えておきます。
その先は、winget listでインストール済みすべてを表示、winget upgradeで更新可能なアプリを一覧、winget uninstallで削除、という流れです。Windows 10ではアプリ インストーラーがStore経由で更新され続けるため、wingetは手をかけなくても育ちます。週1回のwinget upgradeを習慣にするのがおすすめです。新しいバージョンが出たとき、アプリ インストーラー自身も一緒に更新されます。
よくある質問
Windows 10で「wingetが認識されない」と出るのはなぜですか?
アプリ インストーラーが古いか存在しません。Microsoft Storeで更新するか、winget-cliのGitHubリリースからmsixbundleをインストールしてから、ターミナルを開き直してください。
StoreのないWindows 10 LTSCにwingetを入れられますか?
入れられます。github.com/microsoft/winget-cli/releasesからMicrosoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.msixbundleと依存パッケージをダウンロードし、Add-AppxPackageでインストールします。
wingetに管理者権限は必要ですか?
不要です。ユーザー単位のインストールにも大半のコマンドにも不要で、アプリのインストーラーがマシン全体への変更を必要とするときにだけwingetが昇格を求めます。LTSCでのAdd-AppxPackageの手順も管理者なしで問題なく動きます。
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