Python 環境は実際にどれくらい容量を使う?
wheel をダウンロードする pip install は、次回の再ダウンロードを避けるため、ファイルを %LOCALAPPDATA%\pip\cache に保存します。合理的な仕組みですが、上限はありません。wheel は自動削除されないため、フォルダーは何年もかけて数 GB 単位で大きくなります。
仮想環境はさらに容量を使うことがあります。作成直後の venv は 15~30 MB ですが、numpy と pandas を含むデータ分析環境は 500 MB を超え、CUDA 対応 PyTorch では 5 GB 以上になることもあります。使わなくなったプロジェクトが10個あれば、ディスクをもう1台購入したほどの容量を消費しているかもしれません。
安全に容量を空ける手順
以下の手順では、ソースコードやグローバルの Python インタープリターは変更しません。上から順に確認し、十分な空き容量が確保できたら止めてください。
- pip cache dir でキャッシュの場所を、pip cache info で容量とファイル数を確認します。
- pip cache purge は wheel キャッシュを空にします。次回のインストールでは再ダウンロードが必要ですが、それ以外は変わりません。
- 数か月開いていないプロジェクトの .venv や venv フォルダーを確認します。ディスク使用量分析ツールを使うとすぐ見つかります。
- venv を削除する前に、その環境で pip freeze > requirements.txt を実行し、その後フォルダー全体を削除します。
- 以前 pipenv を使っていた場合、%USERPROFILE%\.virtualenvs に環境が残っていることがあります。
- 必要になった venv は python -m venv .venv と pip install -r requirements.txt で再作成できます。
避けるべき操作
グローバル インタープリターの site-packages からパッケージを手動で削除しないでください。ツールの多くがそのパッケージに依存している可能性があります。キャッシュを無効化するのも避けましょう。再ダウンロードを省くための機能なので、数か月に一度整理すれば待ち時間を増やさず容量を確保できます。大切なプロジェクトの venv は、パッケージ一覧をエクスポートして requirements をリポジトリに保存するまで残してください。
よくある質問
Windows で pip のキャッシュはどこにありますか?
%LOCALAPPDATA%\pip\cache にあります。pip cache dir で正確なパス、pip cache info で容量を確認できます。
virtualenv のフォルダーは削除しても安全ですか?
pip freeze でパッケージ一覧を requirements ファイルに保存してからなら削除できます。環境は1つのコマンドで再作成でき、フォルダー外のソースコードには影響しません。
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