3 つのフォルダー、3 つの約束事
AppData は単なる入れ物です。中の 3 つのフォルダーは、データの行き先について Windows が与える異なる約束を体現しています。この約束事を一度覚えれば、掃除は当て推量ではなくなります。
- Roaming(%APPDATA%)— ドメイン ネットワーク上の PC 間でユーザー アカウントとともに持ち歩く想定の設定
- Local(%LOCALAPPDATA%)— キャッシュとマシンに紐づくデータ。実際のシステムでは常に 3 つの中で最大
- LocalLow — 低整合性(low-integrity)のサンドボックス アプリ用。ほとんどのマシンではほぼ空のままのレガシーな隅
- フォルダーは既定で非表示:エクスプローラーのアドレス バーに %APPDATA% または %LOCALAPPDATA% と入力すれば直接開ける
- ここでアプリのフォルダーを削除すると、そのアプリは工場出荷状態に戻る。Windows 自身のシステム ファイルは別の場所にある
アプリが AppData を好む理由
Program Files への書き込みには管理者権限が必要ですが、AppData への書き込みには決して不要です。このたった一つの事実が、何十年ものアプリを「設定は Roaming、キャッシュは Local」と、プログラムの隣ではなくユーザー プロファイルの隣にすべて置く方向へ押してきました。
アプリをアンインストールしてもあまり掃除されない理由もこれです。アンインストーラーは Program Files を削除し、AppData はそのまま残します。再インストール時に設定を取り戻せるようにという配慮です。1 週間なら合理的ですが、3 台のノート PC を経た頃には純然たる埋立地です。
アプリを壊さずに掃除するには
ルールは単純です。キャッシュと残り物は削り、設定は残す。アプリの Local フォルダー内にある Cache、Storage、GPUCache といった名前のサブフォルダーは安全な対象です。アンインストール済みアプリのフォルダーは残り物であり、Kleaner PRO のようなツールはアプリ単位でそれをマッピングするので、フォルダーを一つずつ推測する必要はありません。
迷ったら削除ではなくフォルダー名を変更してください。該当アプリが再起動後も問題なく動くなら、削除しても安全だったということです。そして 3 つの親フォルダー自体は決して削除してはいけません。それは押すつもりのなかった「すべてリセット」ボタンです。
よくある質問
AppData を削除しても安全ですか?
まとめて削除するのは危険です。すべてのアプリケーションが工場出荷状態に戻ります。削除してよいのは、まだ使っているアプリのキャッシュ用サブフォルダーと、アンインストール済みアプリのフォルダー全体です。
Roaming と Local AppData はどう違いますか?
Roaming はドメイン アカウントとともに他の PC へ追随する設定を、Local はその場に留まるキャッシュやマシン固有のデータを保持します。LocalLow は低整合性アプリ向けのサンドボックス的な隅です。
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