WindowsはWi-Fiパスワードをどこに保存しているのか
新しいネットワークに接続してパスワードを入力するたび、WLAN AutoConfigサービスがWLANプロファイルを保存します。ネットワーク名、セキュリティの種類、そしてキー本体を記録した小さなXMLファイルで、システムのProgramDataフォルダーに置かれます。Windowsはこのプロファイルで自動再接続するため、初回以降ほとんどパスワードを打ち直しません。ファイルはアクセス権で守られていますが、管理者なら内蔵ツールで同じ情報を読み戻せます。保存先は通りすがりから隠されているだけで、マシン自身の管理者に対する暗号化はないのです。
便利な設計ですが、代償もあります。ロックを解除したノートPCをほんの数分貸せば、相手は保存済みのWi-Fiパスワードすべてを持って帰れます。共用PCでは、標準アカウントを人ごとに分ければプロファイルが混ざりません。借りたマシンでは、使い終わったら持ち主にネットワークの「削除」(忘れる)を押してもらうのが礼儀でしょう。
- 接続したことのあるネットワークは、それぞれWLANプロファイルになり、設定で「削除」するまで保存される
- プロファイルにはネットワーク名、セキュリティ設定、パスワード本体がXML形式で入っている
- netsh wlan export profile key=clear folder=C:\WiFi は、全プロファイルを平文パスワード入りXMLに書き出す
- 設定でネットワークを「削除」するとプロファイルが消え、保存されたパスワードも一緒に消える
- Windowsバックアップは、既知のWi-FiネットワークをMicrosoftアカウントに保存し、新しいPCで復元できる
現在のネットワークのパスワードを設定で表示
いま使っているネットワークなら、Windows 11は実にシンプルです。Win+Iで設定を開き、ネットワークとインターネット → Wi-Fi と進み、接続中のネットワーク名をクリック。開いたページに「表示」ボタン付きのパスワード行があり、ワンクリックでキーが平文で表示されます。来客に読み上げるにも、ラベルに書き写すにもそのまま使えます。標準アカウントから操作でき、管理者権限は不要です。
古典的なダイアログも現役で、Windows 10ではこちらが本命です。Win+R → ncpa.cpl → Enter、Wi-Fiアダプターをダブルクリック、「ワイヤレスのプロパティ」を開き、「セキュリティ」タブで「文字の表示」にチェック。ネットワーク セキュリティ キー欄の点々が本当のパスワードに変わります。ただし方法の限界に注意。表示されるのはアダプターが現在接続しているネットワークのキーだけで、保存プロファイルの一覧ではありません。
保存済みの任意のネットワーク:管理者のコマンド プロンプトでnetsh
数週間・数か月前につないだネットワークには、内蔵のnetshが答えます。スタートを右クリックして「ターミナル(管理者)」または「コマンド プロンプト(管理者)」を選び、netsh wlan show profiles を実行。Windowsがマシン上の全プロファイルを一覧表示します。次に netsh wlan show profile name=Home5G key=clear を、Home5Gを一覧の正確な名前に置き換えて実行し、「セキュリティ設定」の下にある「キーのコンテンツ」行を探します。それがパスワードです。管理者権限がないとキー行は黙って省略されるため、昇格したプロンプトが必須です。
実用上の注意が2つ。プロファイル名にスペースが含まれる場合は、name= の後ろを引用符で囲む必要があります。上の例がわざとスペースなしの名前を使っているのは、コマンドをそのままコピーできるようにするためです。また新PCへの引っ越しなら、netsh wlan export profile key=clear folder=C:\WiFi で全プロファイルを平文パスワード入りの別々のXMLファイルに書き出せます。便利ですが、そのフォルダーはパスワード一覧同然に扱い、移行が終わったら削除しましょう。
よくある質問
今接続していないネットワークのWi-Fiパスワードを探すには?
管理者のコマンド プロンプトで netsh wlan show profiles を実行して保存済みネットワークを一覧し、続けて netsh wlan show profile name=そのネットワーク key=clear を実行。セキュリティ設定の下の「キーのコンテンツ」行がパスワードです。
管理者権限なしで保存済みWi-Fiパスワードを見られますか?
部分的には。設定の「表示」ボタンと「文字の表示」チェックボックスは、標準アカウントから現在のネットワークのパスワードを表示します。netshで他の保存プロファイルを読むには管理者プロンプトが必要です。
Windows 11はWi-Fiパスワードをどこかにバックアップしますか?
許可すれば可能です。内蔵のWindowsバックアップは、既知のWi-FiネットワークをMicrosoftアカウントに保存し(設定 > アカウント > Windowsバックアップ)、新しいPCで復元します。ネットワークをローカルに留めたい場合は、資格情報のセクションをオフにしてください。
購入前にライセンスの内容をご確認ください。
一度限りの 30 分試用では基本ツールを利用できます。PRO 機能は有料ライセンスを有効にするまでロックされています。
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